「夜でも気兼ねなく歌いたい」「家族やお隣への音漏れを減らしたい」。そんな時は、“響きを抑える吸音”と“外へ出さない遮音”の両輪が効きます。ここでは、私が調べて手ごたえがあった防音パネルと組み合わせを、目的別・予算別にわかりやすく解説します。
防音パネルとは?
防音パネルとは、音の反響や漏れを抑えるために壁や天井に貼るパネル状の素材です。
大きく分けると「吸音タイプ」と「遮音タイプ」があり、用途によって役割が異なります。
- 吸音パネル:室内の音の響きを吸収し、声やBGMがクリアに聞こえる
- 遮音パネル:壁を通して外へ音が漏れるのを防ぐ
おうちカラオケで防音パネルが必要な理由

カラオケは声量が大きいため、普通の部屋だと壁や天井で音が反射し、隣室や外に漏れやすくなります。
防音パネルを使うことで、
- 室内の響きが抑えられて歌いやすくなる
- 隣人や家族に伝わる音が減る
- 録音や配信の音質もクリアになる
特にマンションやアパート住まいの方は、簡易的な防音パネルから始めるとコスパ良く安心です。
防音パネルの選び方
1. 吸音パネルを選ぶ場合
カラオケの「響きすぎ」を解消したい方におすすめ。
市松模様で点在貼りするだけで効果を感じられます。
2. 遮音パネルを選ぶ場合
「音漏れ」が気になる方におすすめ。
厚みや重さがあるので、窓やドア、壁一面を覆うと効果的です。
3. 組み合わせて使う
理想は「吸音パネル+遮音パネル」。
室内の響きを抑えながら音漏れも減らせるので、夜でも安心して歌えます。
吸音パネル・遮音シート・遮音カーテンの各用途一覧
吸音パネル・遮音シート・遮音カーテンにはさまざまな用途があります。表にまとめましたので、以下を参照して下さい。
アイテム | 主な用途 | 効果の得意分野 | 設置のしやすさ |
---|---|---|---|
吸音パネル | 室内の反響音を抑える/声や音の響きを減らす | 中高音域の吸収に強い 歌声やBGMがクリアに聞こえる | 壁に貼るだけ 市松模様で点在貼りが効果的 |
遮音シート | 壁・ドア・窓などの音の通り道を遮断 | 外への音漏れや外からの騒音を防ぐ 声や生活音に有効 | 壁に貼るだけ 市松模様で点在貼りが効果的 |
遮音カーテン | 窓や間仕切りに垂らして音の抜けを減らす | 中音域に効果的 遮光・断熱との兼用も可能 | カーテンレールに吊るすだけ 床すれすれまで覆うと効果UP |
おうちカラオケには吸音パネルが必須!
少しでも音漏れを防ぎたい・・!と思う方は吸音パネルは必須です。正面に貼るだけでも、かなり効果が違います。
吸音パネルが有ると無しだけでもdbが10以上下がりますので、是非防音にある方は設置を検討してみて下さい。
詳しい組み合わせ・設置方法は以下に続きます。
安価で性能が良いおすすめの吸音パネル・遮音シートは?
おうちカラオケを行うに当たって、安価で性能が良い吸音パネル・遮音シートを私が調べました!調べた結果、こちらの防音ファストラボさんの 吸音パネルと遮音シートが全ての面においてGOODでした!
どちらも貼るだけ/吊るすだけで扱いやすく、 賃貸でも原状回復を意識しながら設置できたのが好印象です。リンクを貼ってますのでチェックしてみて下さい。
防音ファストラボの吸音パネル&遮音シートの設置方法
今回は防音ファストラボさんで使用されている遮音シートと吸音パネルの設置手順を、以下の遮音シート・吸音パネルに基づき紹介します。
➀壁の長さを測る
まずは貼りたい壁の幅と高さをメジャーで測定します。私の家の壁で計算すると、幅が180cm×高さが180cmでしたので、
枚数で計算すると36枚必要となります。そして、遮音シート・防音パネルは共に30cm×30cmが12枚セットとなっていますので、それぞれ3個ずつ必要となってきます。

必要な枚数の表は以下に記載してますので、参照して下さい。
壁サイズ | 縦方向に必要な枚数 | 横方向に必要な枚数 | 合計枚数 |
---|---|---|---|
180cm × 180cm | 6枚 | 6枚 | 36枚 |
180cm × 240cm | 6枚 | 8枚 | 48枚 |
240cm × 240cm | 8枚 | 8枚 | 64枚 |
240cm × 300cm | 8枚 | 10枚 | 80枚 |
270cm × 360cm(一般的な大壁) | 9枚 | 12枚 | 108枚 |
※30cm×30cmの正方形パネルを隙間なく並べた場合の目安。
実際はカットや余裕を考えて+5〜10%多めに用意すると安心です。

カットはカッターナイフで簡単に切断出来るので、コンセント部分への使用や、お部屋のコンセプトに合わせて加工可能です。
➁タッカー・ピンを使用し、遮音シートを取り付ける


吸音パネルと遮音シートの準備が出来ましたら、遮音シートを取り付けます。壁に遮音シートを取り付ける際は両面テープだと壁紙が剥がれたり、接着が甘くなったりするのでピンを使用して固定をするのですが、上記の様にタッカーを使用するのが作業も効率的で壁も傷つかず良いです。
③ピンを使用し、吸音パネルを取り付ける


吸音パネルを虫ピンで壁に打ち込みます。1枚当たり8か所打ち込めばしっかりと固定出来ます。タッカーでも可能ですが、タッカーだと跡が付いてしまう可能性や長さが足りない事があるので、問題なければ使用してみて下さい。
遮音カーテンでさらに防音に!

遮音カーテンでおすすめなのはこちらの防音・遮音カーテン「SHIZUKA」シズカ。
部屋の開口部にこの様に遮音カーテンを取り付ければ防音効果はかなりアップします。突っ張り棒にリングを取り付ければどこでもカーテンが取り付けれます。下記にリンクを貼ってますので、是非こちらのサイトからチェックしてみて下さい。
目的 | まずやること | 次にやること |
---|---|---|
歌いやすさUP(反射を抑える) | 吸音パネルを正面壁に市松貼り | 角・天井の一部に追加で点在貼り |
音漏れ軽減(通り道を遮る) | 遮音シートを窓・薄い壁・ドアに | 吸音パネルで2重化に |
ワンポイント:重低音はコスパが跳ね上がりがち。まずは声・BGM帯域を“生活音レベル”に落とす発想で、吸音→遮音の順に進めると費用対効果が高いです。
まとめ:遮音シートと吸音パネルで家カラ環境が一気に快適に
遮音シートと吸音パネルを貼る事で一面張りだけでも大きな効果が得られます。また、遮音カーテンを組み合わせれば納得のいく防音になります。 どちらも貼る/吊るすだけなので、賃貸でも導入しやすいのが魅力です。
設置が面倒な方は、アパートでも夜でも歌える『うるさくないカラOK!ミュートマイク3』も有り!
吸音パネルや遮音シートの設置が面倒、もう少し安く済ませたい!という方はこちらの「うるさくないカラOK!ミュートマイク3」はどうでしょうか?
ミュートカップを口に密着させて歌うと、周囲に漏れる生声が大きく低減。dbも上記の通り90db⇒60dbの効果がありました。気になる方は記事も書いていますので是非チェックしてみて下さい。

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