スマホひとつでDAMカラオケを本格的に楽しみたい方向けに、アプリの導入から設定、通信チェック、チケットの選び方、無料曲の使い方、採点モードの活用まで、私の実体験を交えてわかりやすく解説します。
先に配線や機材の基本を押さえておきたい方は、まず下の記事からどうぞ。


❶ アプリストアで「DAM」を検索してダウンロード
iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playで「DAM」と検索→アプリをダウンロードして起動します。
初回は通知・マイクなどの許可が求められるので、案内に沿って有効化しましょう。

❷ カラオケ設定(音量・エコー・背景・画質)
トップ画面右下のメニュー→カラオケ設定へ。
カラオケ音量/マイク音量/エコーを歌いやすいバランスへ調整します。


- 背景画像:通信が不安定なら「なし」がおすすめ
- 画質:再生が途切れるときは「標準画質」に落として様子見
コツ:音量は「ミュージック70〜80:マイク60前後」からスタート→自分の部屋の響きに合わせて微調整。
❸ 通信テスト&マイク遅延調整(精度アップの要)
メニュー→通信テスト→開始で速度をチェック。
目安:20Mbps以上なら快適。下回る場合は画質を下げる/背景オフ/Wi-Fiの近くで利用などを試しましょう。
次にマイク遅延設定を実行。イヤホンや外部マイクを使う場合は必須です。
ここをサボると、音程判定がズレて点が伸びません。


❹ チケットの選び方と購入
メニュー→利用チケットから、用途に合うプランを選びます。

- 7日間(自動更新):600円 — まずは短期で試したい人に
- 30日間(自動更新):1,100円 — 週数回歌うならコスパ良
- 365日(自動更新):11,000円 — 年間で本気練習したい人に
- カラオケルーム:30分160円/1時間320円/3時間650円
※オンラインで友達と部屋を共有。招待者だけ購入すれば全員で歌えます。
カラオケルーム利用時は、上の「◯日間チケット」は不要です。
❺ まずは「今週の無料曲」でお試し
決済前に雰囲気を知りたい方は、トップの「今週の無料曲」へ。
週1で更新され、スマホ版は無料曲でも精密採点DX/RBが使えます。

❻ 精密採点DX/精密採点RBの使い分け
DAM名物の辛口採点をスマホでも。
精密採点DX:音程・リズム・表現力・ビブラート&ロングトーン・安定性を詳細評価。
精密採点RB(ランバト):全国順位が出る競技モード。1位狙いの腕試しに!


スコアUPのコツ:「遅延調整→ガイドメロディON→ビブラートは控えめに一定で」を意識。
❼ 録音&動画撮影(iOS)で“弱点見える化”
曲選択画面のレコーディング欄で「録音」or「撮影」を選択→歌唱後に保存可能(最大20曲)。



録音・音声データの確認はトップメニュー画面の「録音・撮影りれき」から確認が出来ます。「録音・撮影りれき」を選択するとデータが表示されますので、表示したい物を選択して下さい。

自分のクセやフレーズの甘さが客観視でき、練習効率が段違いです。※iOSのみ対応
❽ イヤホン・マイクは必要?Bluetoothは使える?
スマホのスピーカーでも歌えますが、採点精度や遅延の少なさを考えると有線のマイク付きイヤホンがベスト。
Bluetoothなど無線機器は遅延が出やすく、採点が安定しないことがあります。
おすすめ構成:
- 3.5mmイヤホン+Type-C変換(Android向け)
- Type-C直結のマイク付きイヤホン(変換不要モデル)
※3.5mm端子のイヤホンを使う場合、スマホ側がType-Cなら変換アダプタが必要です。
マイク付きイヤホンは有線と無線どっちが正解?
速度(遅延)比較とメリット・デメリットまとめ
精密採点でスコアを伸ばしたい人ほど、音の遅延(レイテンシ)は無視できません。ここでは、有線/無線の速度イメージ、採点への影響、使い分けの目安をわかりやすく整理しました。
結論:点数・安定性重視なら有線、快適性や普段使い重視なら無線が基本指針です。
速度(遅延)比較の目安
※下記はスマホ+一般的コーデックのおおよその目安です。機種・OS・アプリ・環境で変動します。
方式 | 想定レイテンシ(往復) | 採点への影響 | 一言メモ |
---|---|---|---|
有線(マイク付き) | 〜10ms程度 | ◎ 最も安定。音程判定ズレが起きにくい | 採点・練習の基準機材におすすめ |
Bluetooth(一般的) SBC / AAC など | 約 120〜250ms | △ 体感で歌いにくいことがある/判定誤差が出やすい | 動画視聴は慣れでカバー可でも、採点はシビア |
Bluetooth(低遅延系) aptX LL / LC3など | 約 30〜80ms | ○ 軽減されるが、端末・アプリ側の対応に左右される | マイク同時利用時はプロファイル切替で遅延増の可能性 |
Bluetooth(マイクON時) ※HFP/HSPに切替 | 約 100〜200ms+ | △〜✕ 音質低下&遅延増で採点誤差が出やすい | 音質帯域が狭くなる/有線推奨 |
有線/無線のメリット・デメリット
有線(マイク付きイヤホン)
- メリット:遅延が最小/採点が安定/電池不要/設定が簡単
- デメリット:ケーブル取り回し/端子が合わない場合は変換アダプタが必要
- 向いている人:精密採点で点数を詰めたい/練習効率を上げたい
無線(Bluetoothイヤホン)
- メリット:ケーブルレスで快適/普段使いと兼用しやすい
- デメリット:遅延と音質が環境依存/マイク同時利用で遅延増や帯域制限
- 向いている人:手軽さ重視/採点よりカラオケ気分を楽しみたい
失敗しない選び方(チェックリスト)
- 採点重視:まずは有線を基準機材に。端子がType-Cなら「3.5mm → Type-C変換」を用意
- 無線を使う場合:可能なら低遅延コーデック対応を選ぶ。ただしマイク同時利用時は遅延が増えやすい
- 音が途切れる/ズレる:背景映像オフ、画質を標準に、マイク遅延設定をやり直す
- 迷ったら:普段使いは無線、本気スコア日は有線の“二刀流”が最強
点数を伸ばす近道は「有線」
無線でも歌えますが、採点のシビアさを考えると有線が最短ルート。
普段は無線で気軽に楽しみつつ、自己ベスト更新の日は有線で記録を狙うのがおすすめです。
おすすめマイク付きイヤホン(有線)
「採点でしっかり点を取りたい」「遅延を減らして練習したい」なら、以下の2機種をおすすめします。
3.5mm+変換アダプタで使える定番モデル
ソニー イヤホン MDR-EX255AP
カナル型/マイク付き/リモコン対応
3.5mmジャック端子のマイク付き有線。
Type-Cスマホでは変換アダプタを利用。
変換アダプタ不要!Type-C直結モデル
JVCケンウッド HA-FR17UC-B
有線/マイク付き/USB Type-C対応
変換不要でスマホに直挿しOK。
配線がすっきりし、取り回しが楽。
❾ まとめ:手軽さ×音の良さで選ぶならスマホ版DAM
準備いらずですぐ歌える手軽さ、辛口採点、録音・撮影(iOS)まで揃うのがスマホ版DAMの強み。
まずは無料曲で試し、良ければ7日チケット→慣れたら30日やカラオケルームで友達とワイワイ、がおすすめです。
よくある質問
Q. 無料曲でも採点できますか? A. はい。スマホ版は無料曲でも精密採点DX/RBが使えます。
Q. 遅延が気になります。どうすれば? A. 通信テスト→画質を標準へ→背景オフ→マイク遅延設定の順で調整。可能なら有線イヤホン推奨です。
Q. イヤホンはBluetoothでもOK? A. 歌うこと自体は可能ですが、採点ズレの原因になるため有線をおすすめします。
Q. どのチケットがコスパ良い? A. まずは7日→習慣化できたら30日がバランス良し。友達と歌う日はカラオケルームが便利です。
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